ぎりぎりにっきリターンず

乳がん闘病記時々日常日記

年末年始とじいちゃんの話  中編

続きました。
怒涛の中編です


先生が、時計を確認し19時51分ご臨終です。という言葉が発せられました。
取りあえず、死因を確定せせなければならない。
(厳密には院内以外で死亡しているので)
という訳でCTに掛けられる事になりました。
司法解剖とかでよく聞く体を切るんじゃ…な思いも一瞬頭をよぎりましたが
CTで済ませれるそうです。ヨカッタ。

暫く待っていると警察官が現れました。
家庭で死亡すると、調書取られるという話を聞いたことがありますが、
ホントダッターΣ(゚д゚lll)
部屋を霊安室の傍の個室に移動してそこで待つように言われました。
そこで、事情聴取です。

ちなみに亡くなったのが1/1。
通常ですと翌日お通夜、翌々日に告別式~な流れなのですが
3日が友引の為、3日お通夜、4日告別式。な予定になりました。
警察の人が現れる前に互助会に入っている実家傍の葬儀会館に連絡して、
じいちゃんはもうその夜にでも、置いてもらう段取りは着きました。

で、問題の事情聴取です。
亡くなる前の生活サイクル、最後に会話したのは誰が何を話したか、
誰がこの状態を最初に発見したのか、などなど・・・
あと、私を含め家族ほぼ全員の住所氏名誕生日、あとは聞きたい事が出てきたら
連絡を取りたいからという体で携帯の番号を聞かれました。
何度も何度も少し聞き方を変えて、同じことを聞かれました。
(最後に会話したのは何時か、最後に何を食べたか、等)
言っていることに矛盾は無いか、の確認なんでしょうか。

そうこうしていると、葬儀屋さんから迎えに来る時間が近づいてきました。
なので、まだ病院からもCTが終わった等の連絡もないし、
まだじいちゃんを連れて行ってもらう事も出来ないので、電話を入れて
まだ待ってもらう事となりました。

何度も同じ事を聞かれつつ…今度は刑事さんと鑑識の方が2人現れました。
刑事さんと鑑識の方は遺体の確認と、
じいちゃんの死亡原因は外部からの侵入(強盗等)
の形跡は無いかを調べにきたようです。

ナンカホントオオゴトニナッテルー;;;
鑑識さんに見てもらった所、外傷は特になく(当たり前ですね;)
その点の事件性は大丈夫。との事。
お医者の先生も一緒に来られて、CTの結果ではおそらく老衰。
少し肺に水が溜まっていたそうなので、肺炎気味だったかもしれない。
とのことでした。あと、実際の死亡時刻は死斑や状況から計測すると、
16時~位だったのでは?という見解でした。
あと、気休めかもしれませんが苦しそうな形相でもないし、
そいう場合に現れる跡みたいなものも現れておらず、
おそらく、眠るように亡くなったのではないか。とおっしゃってました。
確かに、苦しんでたりしてたらいくら耳が遠いとはいえ
同室にいるばあちゃんも気づくだろうしね;

次は一旦事情聴取(主に母が聞かれていた)は中断となり、
父を病院に残し、母を車に乗せて刑事さんらと一旦実家に向かいました。
ちなみに病院⇔実家は車で5分くらいです。

家に着くと、さっそくじいちゃんの部屋の確認。
色々写真に収められ、あと年金の入ってくる通帳も見せるように言われました。
部屋を調べるのはものの15分程度で終わり、刑事さんらは帰って行きました。
一番下の叔母さんが訃報を聞きつけ、家に来てくれて
ばあちゃんと一緒にいてくれたみたいです。
そして再度、母と病院に戻ります。

戻ると、またさっきの警官が待っていて、父も色々聞かれたみたいでしたが
少し話をし、また聞きたい事が出てきたら連絡します。
と言い残して警察官の方は帰って行きました。

やっと終わったか…と思いつつも、
まだ肝心の病院の方からは何も言ってこないので
母がERの方にいつまで待てばいいのか、
葬儀屋さんにはいつ来てもらえばいいのかを聞いてくる。
とERの受付に行ってしまいました。

父と個室に残されて、待つこと20分くらい(;´・ω・)
余りに遅いので冗談でお母さん迷子になって戻ってこれないんじゃない?w
とか話してましたが、そうしているうちに戻ってきました。
葬儀屋さんにはもう手配して23時頃に来てくれるみたいでした。
病院の方も検査は終わっているので、
警察の事情聴取待ちだったのかなーみたいな。
で、再び葬儀屋さんが来るまで待ちます。

時間よりちょい前に来ました。
隣の仮安置室にじいちゃんは居ました。葬儀屋さんの手によって、
綺麗な布団に包まれ、葬儀屋さんの車に乗せられ(また母が同乗)
私と父も車で葬儀会館まで付いていきました。

葬儀会館につくと、従姉妹家族と
叔母さんX3(母は4人姉妹で母が長女です)
が、もう控室で待っていました。

じいちゃんは寝台に乗せられドライアイスで保護と、
綺麗な布団をかけてもらい、
皆順番に焼香をしてから簡単な説明(線香、蝋燭の説明)を受け
今晩は3番目の叔母さん夫婦が泊まっていってくれるという事で
皆各々の家に帰っていきました。

実家に戻ったのはもう日付を跨いでいましたが
前日、紅白が見れなかった(笑)のもあり、早めに寝ていたせいなのか、
変なテンションだったのもあり、なかなか寝付けませんでした。

2日は一旦自宅に喪服を取りに帰り、
再度3日午前中の湯灌に同席出来るくらいの時間で戻ってくる段取りとなりました。
2日帰る前に、そいや喪服は用意してたけど、念珠がないわー・・・
という事で、帰る前にショッピングモールに寄り念珠を購入しました。
後から考えると、あのモールで拾ったのかな。。。
という辺りで、後編へ続きます。